2006年 04月 25日
OSNニュースレター45号 |
2006年4月24日発行(4月号)
スイスに住む日本人にとって、私がアッペンツェルの地に居を定めた28年前と今日を比べると、何が決定的に変わったかと問うと、日本から入ってくる情報の量であろう。 28年前には、日本の新聞を見るのは年に一度か二度であったろう。新聞の衛生版もJSTVも夢にも想像できなかった時代に、20時間以上かけて里帰りすると、完全な“今浦島”となっていた。カラオケやウオークマンの意味が分からず苦労した。カラオケは、空の桶をたたいて裸踊りでもすること、ウオークマンはセントラルパークでよく見かけたランニングする若者のことと、信じていた。テレビに写る芸能人の顔はほとんど知らず、その当時の日本の社会情勢に無知だったからニュースをみても全くピンとこなかった。
そして,今日インターネットの環境さえ整えれば 、少なくとも情報においては、日本にいるのと大差ない生活をこの異国の地で過ごせる。知りたいことがあれば、瞬時にインターネットから回答を得られる。
が、それが、人を豊かにし、幸福にし、賢くしたであろうか、、。ホリエモンを知らぬ日本人は、今日、世界を見回してもごく僅かであろう。過日、テレビニュースを見ていたら、ライブドアの株を買って大損をした人たちが被害者の会を作り賠償を求める姿が映し出されていた。平均して400万円を失い、なかには退職金700万円を全て失った人もいた。これだけ情報があふれ、”真実”を追求するジャーナリストやマスコミがありながら、ホリエモンの悪事を一切知らされなかったというのは、なんという皮肉であろう。ホリエモンを英雄視し、あれだけ持ち上げたマスコミは、池に落ちた犬に石を投げる行為を,何の反省も詫びもせず繰り返している。だから、マスコミもジャーナリストも新聞に書かれていることも信用されない。嘘がおおいからである。(これはスイスも変わらない)
また、被害にあった人は、いわば一攫千金を狙った、つまり、お金は額に汗して得るものものでなく、知恵を使って、濡れてに泡とばかりに短期に儲けようとした欲深い人たちであったろうが、これもマスコミは、その真実を指摘しない。だから、欲のために詐欺にかかる人は絶えることはない。(これもスイスも変わらない)
今日のように情報が溢れていると、かえって何が真実か見失しなってしまいがちになることを自覚して、心静かに真実を見極める目を持ちたいと願う。そして、人生にとって何が大切なことか、見失ってしまわないように日々心を澄ましたいと思ったしだいです。
長く厳しいこの冬のあと、生命の溢れる春がやっと東スイスにもやってきて、今日は今年初めて畑で汗を流しました。OSN会員の皆様も、この暖かな春を心行くまでお楽しみくださるよう願ってやみません。 OSN代表 松林幸二郎
OSNニュースレターもくじ
1、第3回 OSNピクニックの予告
2、新大使の着任
3、Fête KultuRel Bern
4、日本国際飢餓機構からの感謝状
5、スイス在住日本人リュート演奏家のCDがリリース
6、Openofficeという無料ソフトをご存知ですか?
7、我が家のレシピ
8、掲示板
1、第3回 OSNピクニックの予告
昨年のOSNピクニックは、素晴らしい蒼空の下、ボーデン湖畔のエルマティンゲンで行われ、大勢のOSN会員とそ の家族の参加をえて、実に楽しい午後を過ごすことができました。今年は会場をアッペンツェルに移し、大自然のなかで家族がのびのびとピクニックやゲームが楽しめますよう世話人会で企画をたてるつもりです。会場については5月の世話人会で決定されますが、6月の第3日曜日 18日(日)に行われますので、その日をカレンダーにお書き込みください.詳細については、次号のニュースレターでお知らせします。
写真は昨年のOSNピクニックより、
2、新大使の着任
昨年12月イタリア大使に転任された中村雄二氏の後任に、秋田県出身で元ウィーン国際機関代表部大使の阿部信康氏が日本国特命全権大使に着任されました。
3、Fête KultuRel Bern Haus der Religionen
5月14日 日曜日 10時より、Bern Kapellenstrasse 1 にての、(Fête KultuRel Bern)に、熊本県 八代市から、15人の女性が参加します。
プログラムは(着物リフォームショー、お茶、三味線と歌、詩吟、書道)などです。
尚、着物リフォームショーの後、着物地で作ったブラウス、スカート、ドレス、ブローチ、小物類を販売します。詳しくは、下記まで。
Yumiko Bäni St. Ulrichweg 15. 4802 Strengelbach
Tel+Fax: 062 752 2203
Mail Adress: baeni-takai@swissonline.ch
www.haus-der-religionen.ch
4、日本国際飢餓機構からの感謝状
1月に多くの会員ならびにその家族が集って催された OSN新年会06 での トンボラの収益金から今年は35000円を、北パキスタンの大地震被災地区や、世界各地の飢餓状態にある地域で献身的な働きをされている世界飢餓機構に寄付させていただきました。下は、OSN会員に届いた感謝状です。
日本国際飢餓機構の働については次のホームページでご覧になれます。
日本国際飢餓対策機構 http://jifh.fhi.net/
スイス国 東スイスねっとわーく 会員のみなさまへ
感謝状
このたびの緊急援助に対し、愛の寄付金をお寄せいただきましたことに、
心より感謝の意を表します。
2月17日付 ¥35000
但し パキスタン地震のために
2006年2月17日
日本国際飢餓対策機構
理事長 堀内 顕
5、スイス在住 日本人リュート演奏家のCDがリリース
ヨーロッパ各地ならびに日本で活躍するスイス在住の今村泰典氏の新しいCDがリリースされました。後期ドイツバロックを代表する名匠ジルヴィウス レオポルド ヴァイス(1687年 オーストリア生まれ)の珠玉の作品集です。聞いているうちに、リュートの純粋で素朴な音色と卓抜した今村氏の演奏が疲れた心を癒してくれます。購入希望のかたは、今村氏に直接お申し込みください。yimamura@bluewin.ch
(Fr.30.-、東スイスねっとわーく会員には梱包料/送料が無料になります。)

6、Openofficeという無料ソフトをご存知ですか?
オフイスや家庭で良く使うツールをまとめた、統合オフイス・ソフトであります。
Windows98やWindowsXPのHome Editionの中に、WORDとEXCELというソフトの二品を、お金で求めなくても良いのです。億万長者ビルゲートの横暴に腹を据えかねている 、でも汎用性の高いMSソフトを無視できない 貴方に, WordやExcelと互換性のある、しかも無料の優れたソフトを遣わぬ手はありません。
http://de.openoffice.org/
http://www.openoffice.org/
http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~takao7/OpenOffice-soft.html (日本語)
7、我が家のレシピ
今月の“我が家のレシピ”も、OSN世話人会メンバーで料理研究家のクンツ潤さんにOSN会員のために執筆していただきました。潤さん提供のレシピは、素材はスイスで調達できるもので出来ること、また季節の新鮮な野菜を用い、食材についての知識や文化的な背景をも知ることが出来る事が、インターネットで入手できるレシピとの大きな違いです。今月はセロリを使った料理について書いていただきました。
最後の美味しそうな料理 鶏肉とカシューナッツの炒め物 は、 この夏に結婚する次女の一番の好物で、日本に行って、津の中華料理屋(サントガーレンやオーストリアの中華料理屋の脂っこく、くどい味と違って さっぱりして上品)の陶陶(たうたう)−伊勢の赤福の経営で、この料理を食べるのを一番にたのしみにしています。これまで、私もたびたび挑戦しているのですが、鶏肉(三重ではかしわと呼びます)が陶陶のように白く柔らかくジューシーにどうしても出来ないのです。娘は”パパ、これ陶陶のとー違う”と言うので、 “当ったり前でしょう!陶陶はこれで飯を食っているんだから、、”と開き直っていますが、潤さんのレシピを読んで再挑戦する気になっております.今月もありがとうございました。
テーマは セロリ 和蘭陀三葉 Stangesellerie(独) Sedano(伊)

おそらく、嫌いな野菜ベスト3の代表選手、なーんだ今月はセロリか、とがっかりされた方もいらっしゃるでしょう。独特の強い香り、シャキっとした快い歯ざわり、口の中で爽やかにひろがるほんのりのしょっぱさ、私は生でサラダに入れたり、そのままポリポリが大好きです。イタリアンやフレンチでは香味野菜として欠かせないものですが、栄養価も高く、整腸、鎮静などの薬用効果もあるので、野菜としても積極的に採りたいものです。残念ながらスイスで売られているものは日本のホワイト種に比べると緑が濃く、味もやや野生味が強いようですが、是非今回のレシピでお試しください。新しい、意外な発見があるかもしれません。
カテゴリ<我が家のレシピ>をご覧ください。
8、掲示板
OSN会員のための 売ります!譲ります!探しています!のコーナーです。掲示は無料ですのでどんどんご利用ください。
日本の卓上ガスコンロにあう、ステンレス製のしゃぶしゃぶ鍋(29cm)を差し上げます。

ご希望の方は、松林までお知らせください。

そして,今日インターネットの環境さえ整えれば 、少なくとも情報においては、日本にいるのと大差ない生活をこの異国の地で過ごせる。知りたいことがあれば、瞬時にインターネットから回答を得られる。
が、それが、人を豊かにし、幸福にし、賢くしたであろうか、、。ホリエモンを知らぬ日本人は、今日、世界を見回してもごく僅かであろう。過日、テレビニュースを見ていたら、ライブドアの株を買って大損をした人たちが被害者の会を作り賠償を求める姿が映し出されていた。平均して400万円を失い、なかには退職金700万円を全て失った人もいた。これだけ情報があふれ、”真実”を追求するジャーナリストやマスコミがありながら、ホリエモンの悪事を一切知らされなかったというのは、なんという皮肉であろう。ホリエモンを英雄視し、あれだけ持ち上げたマスコミは、池に落ちた犬に石を投げる行為を,何の反省も詫びもせず繰り返している。だから、マスコミもジャーナリストも新聞に書かれていることも信用されない。嘘がおおいからである。(これはスイスも変わらない)
また、被害にあった人は、いわば一攫千金を狙った、つまり、お金は額に汗して得るものものでなく、知恵を使って、濡れてに泡とばかりに短期に儲けようとした欲深い人たちであったろうが、これもマスコミは、その真実を指摘しない。だから、欲のために詐欺にかかる人は絶えることはない。(これもスイスも変わらない)
今日のように情報が溢れていると、かえって何が真実か見失しなってしまいがちになることを自覚して、心静かに真実を見極める目を持ちたいと願う。そして、人生にとって何が大切なことか、見失ってしまわないように日々心を澄ましたいと思ったしだいです。
長く厳しいこの冬のあと、生命の溢れる春がやっと東スイスにもやってきて、今日は今年初めて畑で汗を流しました。OSN会員の皆様も、この暖かな春を心行くまでお楽しみくださるよう願ってやみません。 OSN代表 松林幸二郎
OSNニュースレターもくじ

2、新大使の着任
3、Fête KultuRel Bern
4、日本国際飢餓機構からの感謝状
5、スイス在住日本人リュート演奏家のCDがリリース
6、Openofficeという無料ソフトをご存知ですか?
7、我が家のレシピ
8、掲示板
1、第3回 OSNピクニックの予告
昨年のOSNピクニックは、素晴らしい蒼空の下、ボーデン湖畔のエルマティンゲンで行われ、大勢のOSN会員とそ の家族の参加をえて、実に楽しい午後を過ごすことができました。今年は会場をアッペンツェルに移し、大自然のなかで家族がのびのびとピクニックやゲームが楽しめますよう世話人会で企画をたてるつもりです。会場については5月の世話人会で決定されますが、6月の第3日曜日 18日(日)に行われますので、その日をカレンダーにお書き込みください.詳細については、次号のニュースレターでお知らせします。

2、新大使の着任
昨年12月イタリア大使に転任された中村雄二氏の後任に、秋田県出身で元ウィーン国際機関代表部大使の阿部信康氏が日本国特命全権大使に着任されました。
3、Fête KultuRel Bern Haus der Religionen
5月14日 日曜日 10時より、Bern Kapellenstrasse 1 にての、(Fête KultuRel Bern)に、熊本県 八代市から、15人の女性が参加します。
プログラムは(着物リフォームショー、お茶、三味線と歌、詩吟、書道)などです。
尚、着物リフォームショーの後、着物地で作ったブラウス、スカート、ドレス、ブローチ、小物類を販売します。詳しくは、下記まで。
Yumiko Bäni St. Ulrichweg 15. 4802 Strengelbach
Tel+Fax: 062 752 2203
Mail Adress: baeni-takai@swissonline.ch
www.haus-der-religionen.ch
4、日本国際飢餓機構からの感謝状
1月に多くの会員ならびにその家族が集って催された OSN新年会06 での トンボラの収益金から今年は35000円を、北パキスタンの大地震被災地区や、世界各地の飢餓状態にある地域で献身的な働きをされている世界飢餓機構に寄付させていただきました。下は、OSN会員に届いた感謝状です。
日本国際飢餓機構の働については次のホームページでご覧になれます。
日本国際飢餓対策機構 http://jifh.fhi.net/
スイス国 東スイスねっとわーく 会員のみなさまへ
感謝状
このたびの緊急援助に対し、愛の寄付金をお寄せいただきましたことに、
心より感謝の意を表します。
2月17日付 ¥35000
但し パキスタン地震のために
2006年2月17日
日本国際飢餓対策機構
理事長 堀内 顕
5、スイス在住 日本人リュート演奏家のCDがリリース
ヨーロッパ各地ならびに日本で活躍するスイス在住の今村泰典氏の新しいCDがリリースされました。後期ドイツバロックを代表する名匠ジルヴィウス レオポルド ヴァイス(1687年 オーストリア生まれ)の珠玉の作品集です。聞いているうちに、リュートの純粋で素朴な音色と卓抜した今村氏の演奏が疲れた心を癒してくれます。購入希望のかたは、今村氏に直接お申し込みください。yimamura@bluewin.ch
(Fr.30.-、東スイスねっとわーく会員には梱包料/送料が無料になります。)

6、Openofficeという無料ソフトをご存知ですか?
オフイスや家庭で良く使うツールをまとめた、統合オフイス・ソフトであります。
Windows98やWindowsXPのHome Editionの中に、WORDとEXCELというソフトの二品を、お金で求めなくても良いのです。億万長者ビルゲートの横暴に腹を据えかねている 、でも汎用性の高いMSソフトを無視できない 貴方に, WordやExcelと互換性のある、しかも無料の優れたソフトを遣わぬ手はありません。
http://de.openoffice.org/
http://www.openoffice.org/
http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~takao7/OpenOffice-soft.html (日本語)
7、我が家のレシピ
今月の“我が家のレシピ”も、OSN世話人会メンバーで料理研究家のクンツ潤さんにOSN会員のために執筆していただきました。潤さん提供のレシピは、素材はスイスで調達できるもので出来ること、また季節の新鮮な野菜を用い、食材についての知識や文化的な背景をも知ることが出来る事が、インターネットで入手できるレシピとの大きな違いです。今月はセロリを使った料理について書いていただきました。
最後の美味しそうな料理 鶏肉とカシューナッツの炒め物 は、 この夏に結婚する次女の一番の好物で、日本に行って、津の中華料理屋(サントガーレンやオーストリアの中華料理屋の脂っこく、くどい味と違って さっぱりして上品)の陶陶(たうたう)−伊勢の赤福の経営で、この料理を食べるのを一番にたのしみにしています。これまで、私もたびたび挑戦しているのですが、鶏肉(三重ではかしわと呼びます)が陶陶のように白く柔らかくジューシーにどうしても出来ないのです。娘は”パパ、これ陶陶のとー違う”と言うので、 “当ったり前でしょう!陶陶はこれで飯を食っているんだから、、”と開き直っていますが、潤さんのレシピを読んで再挑戦する気になっております.今月もありがとうございました。
テーマは セロリ 和蘭陀三葉 Stangesellerie(独) Sedano(伊)

おそらく、嫌いな野菜ベスト3の代表選手、なーんだ今月はセロリか、とがっかりされた方もいらっしゃるでしょう。独特の強い香り、シャキっとした快い歯ざわり、口の中で爽やかにひろがるほんのりのしょっぱさ、私は生でサラダに入れたり、そのままポリポリが大好きです。イタリアンやフレンチでは香味野菜として欠かせないものですが、栄養価も高く、整腸、鎮静などの薬用効果もあるので、野菜としても積極的に採りたいものです。残念ながらスイスで売られているものは日本のホワイト種に比べると緑が濃く、味もやや野生味が強いようですが、是非今回のレシピでお試しください。新しい、意外な発見があるかもしれません。
カテゴリ<我が家のレシピ>をご覧ください。
8、掲示板
OSN会員のための 売ります!譲ります!探しています!のコーナーです。掲示は無料ですのでどんどんご利用ください。
日本の卓上ガスコンロにあう、ステンレス製のしゃぶしゃぶ鍋(29cm)を差し上げます。

ご希望の方は、松林までお知らせください。
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| 2006-04-25 20:00
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