2009年 11月 27日
ニュースレター 80号 ① |
秋を思わすような暖かさと目映い陽光に包まれ 11月19日(木)からの東スイスの高地は、雲海の下に冷たく暗く閉じ込められた低地とは明暗を分け、日本のました。私たちは、両日朝からアルプシュタインのKronbergやStockberg(1750m)といった比較的低い山に登る幸いを得ました。11月も下旬というのに、半袖一枚の下は汗でびっしょり、Risipassから南西に広がるトーゲンブルグの山々やグラーナーアルプの白い峰峰のパノラマを眺めながら、10月18日、私の誕生日に降った大雪を思い出していました。
ことし10月17日から18日に突如として降った大雪は、窓の外に広がる自然を瞬く間に、真冬の白い世界に変えてしまいました。秋の日に、淡い色とりどりに、それは美しく咲いていた何百本という日本コスモスが、咲き終わらぬ前に、厳しい寒気と重い雪につぶされて無惨な姿を曝していました。コスモスが大好きだったという横田めぐみさんが北朝鮮の工作員に拉致されて32年、近い将来、めぐみさんが自由な身となって、スイスに咲く日本コスモをみたら、どれほど感激されるだろうかと想像しながら、春先から一生懸命育ててきたコスモスでした。人の予測しがたい自然の力を前に、人間の無力さを実感させられた一日でした。
窓の外の冷たい景色とは対照的に,妻によって焼べられた薪によって暖められた農家の小さな居間は、私の62歳の誕生日を祝うために集まった3人の娘と、その伴侶、孫娘のめぐみ、さらに仕事の為この春から近くに住むことになった姪夫婦と幼い息子によって埋められ、狭いながらも心あたまる豊かな空間を醸しだしていました。顔の皺もシミも増え、体力精神力も衰え、病も避けられぬのに、誕生日というのは、又ひとつ歳をとることで、なんの楽しみや喜びがあろうと、若いころは考えてきました。しかし、自分の生命は、自分で勝手にできる所有物でなく、神より与えられたものであり、主なる神と人のために用いるもので、そのために肉体に賜物も健康も与えられているのだという真実に出会ったとき、誕生日の意味がまったく異なったものとなりました。
これまでは、人の誕生日はおろか、自分の誕生日にも極めて無関心でした。妻には、あれほど届く誕生祝いカードや祝いの電話は、私には片手で数えるほどしか来なかったのはごく当然でした。それが、私が”人の誕生”の意味と意義を自覚して、その日が分かっている人には努めて、可能な限りの心を込めてお祝いのことばを贈るよういなってから、私の元に届く祝いも増えてきました。今年はIさんの家族3世代が、電話での happy birthday の合唱に
続き、ひとりひとり偽りのない心で祝いのことばを贈ってくださり、おおいに感動したものでした。
「人は病気や事故では死なない、この世での任務が終わった時に死ぬのだ」、といつか、我が教会の牧師がおっしゃっていましたが、誕生日を迎えられたということは、これからの新しい年になさねばならぬ、この世でのAufgabe、つまり与えられた使命を精一杯果たしていきなさいという愛のメッセージをいただいたことになります。
長女からの誕生日カードに書かれた言葉 ”パパは、私たちにとって、いまもなお、とても若く、いつまでも若いパパです。これからも、若く元気でいてね!”は、ほんのりと心を暖めてくれたものです。「パパはBuben(男の子)のようだ」と、よく娘達に揶揄されてきたので、歳相応に振る舞わねばいかんなと思っていた矢先の言葉でしたから、このままでいいのかな、、とも思った、相も変わらず優柔不断な誕生日でした。
まもなくスイスはアドヴェント、そして、クリスマスを迎えます、誰一人、孤独なクリスマスを迎えることがありませんよう、OSN会員のみなさまと家族のご健康とお幸せ、そして心暖まる冬をお過ごしになられますようお祈りして、ご挨拶にかえさせていただきます。
東スイスねっとわーく代表
松林幸二郎
ニュースレター目次
1. OSN新年会のお知らせ
2. 和菓子講習のフィードバック
3. 領事からのお知らせ
4. シュピールグルッペ Bambi 活動縮小のお知らせ
5. 木本大さんが晴れてトゥルガウ州文化大賞(Kulturpreis)を受賞!
6. 東スイスのおすすめレストラン
7. 聖アントニウスをご存じですか?
8. サラミはなぜ赤い??
9. グリューワインの作り方
10. お正月の思い出とお節料理
11. 私の好きな言葉、心に残る言葉
12. ニュースレターを読んで
13. クリスマス礼拝へのお招き
14. 今月のドイツ語諺
15. 今月のジョーク
8~15はこちらでお読みいただけます。
1. OSN新年会のお知らせ
来年度のOSN新年会をお知らせします。恒例となった参加者持ち寄りのビュッフェ、大人や子供達が一緒になって楽しめるゲーム、会員による催し物、そして豪華な賞品が当たるトンボラなど盛りだくさんの内容となっています。今回も多くの会員の皆さんが家族そろって参加されることを、世話人一同楽しみにしております。
【日時】
2010年1月17日(日)
(受付開始 11時30分, 開始12時00分, 17時終了予定)
【会場】
Dachsaal (建物最上階)
Rorschacher Strasse 107
CH-9000 St.Gallen
Kantonspitalの側の建物です。
入り口は建物の裏側にあります。
【参加費】
大人 1人20フラン 同伴者10フラン
子供 7~15歳 5フラン、6歳未満 無料
【お持ちいただくもの】
みなさんの得意料理(おかず、デザート)をお持ちよりください。カレー、ご飯類、飲み物・スナック類はこちらでご用意いたします。原則的に手作りのものでお願いいたします。
【備考】
おもちゃを沢山用意したキッズコーナーを設けますので、小さいお子様も是非連れてきてください。
ただし、ベビーシッターはおりません。
【その他】
有志による古本市を行う予定です。いらなくなった本があれば、ぜひお持ちよりください。
古本以外にも、売りたいものがあればお持ちよりください。
尚、売上金はOSNへ寄付となります。また、売れ残ったものは持ち主がお持ち帰りいただきます。
会員の皆さんに紹介したいことや特技を披露したい方は、是非お知らせください。
【申し込み方法】
このお知らせが届いているかの確認のため、欠席の場合でも必ずOSN事務局(osn.info@gmail.com) あてに、12月20日(日)までご連絡いただけますようよろしくお願いします。参加申し込みの際、ビュッフェに持ってきていただく内容もお忘れなくお知らせください。
2. 和菓子講習のフィードバック
毎年、OSN新年会で美味しい和菓子を提供して下さるイェーガー知代さんをお招きして、和菓子講習が行われました。
東スイスでは、2回目となる講習会。3時間のなかで、お手軽おやつから本格派まで盛りだくさんの内容を伝授していただき、あっという間に時間は過ぎてゆきました。以下、参加者のフィードバックです。
【Yさん】
スイスに10年以上住んでいて気づくのは、自分の体型と嗜好の変化です。寒さに対応するためなのか、表面積が少なくなるためなのか、厚みを増した身体。いつのまにかこってりとしたチーズやクリームがないと物足りなく思うようになり、チョコレートも日本なら1個2個という単位で食べていたはずなのに、ここでは1列2列で食べています。それなのに、なぜか、ああ、やっぱり日本人、と自分で思うのは餡子を使ったお菓子を食べたときに感じるほっこりとした、やさしい気持ちです。子供の時から馴染んでいる味というモノはすごいなあとしみじみ思います。
今回の和菓子教室で習って一番作りそうなものは、「みたらし団子」でしょう。オーブンの一番上段で焦げ目をつけて、その上にたっぷりとたれのかかったお団子を見たとき、ああ、参加してよかった。。。と思いました。
串も自分でその長さに切るとか、細長くのばしたお団子粉を8等分に切って、それをそのまま串に差していくとか、あたらしい発見もありました。はじめに、火がとおったお団子の粉を布巾でぎゅぎゅっと練るのが一番の難関かもしれません。おぼつかない手つきで押していたわたしの後に先生が力強く、手慣れた雰囲気で練ったら、みるみるうちにお団子ができあがりましたものね。
かぼちゃ祭も、練りきりも、すごく手間のかかるお菓子で、自分でトライするにはハードルが高いのですが、実際に自分の手で作っていろいろと実感してみることに大きな意義があったと思います。お教室に参加された他の会員のみなさんと最後にお茶を飲みながら、いろいろたのしいお話の時間がありました。先生が試食用にと持ってこられたコーヒー羊羹とか、また他のさまざまな和菓子を食べて、また来年もぜひとも参加したいと思ったことでした。先生のお友達というお茶の先生のかたから日本の茶道についてのお話も伺えて、よかったです。若い会員の方々ともお知合いになれてOSNのひろがりを感じました。会を企画してくださったOSN役員の方々、講師の先生、ありがとうございました。
【Sさん】
あ~~楽しかったぁ!!が 終わった最初の一言でした。もちろん先生のよう
には上手に成形できなかったけど、
(特に 桜!!)やっぱりあれは経験の賜物なのでしょうねぇ。私的には、もうみたらし団子で大満足。帰った次の日に子供たちに作ってあげたけど大喜び♪ ママ冥利に尽きます。ニコニコ食べてくれる顔を見てうれしくなっちゃいました!!
【Rさん】
講師の知代さま、皆様、先日は素敵な時間を過ごさせていただきました。実は和菓子作りは人生初といってもいいほどでしたがそれがスイスでなんて、楽しいですね。教えていただいた数種類の和菓子、題名を見ただけでよだれが垂れてきそうでした。「かぼちゃ祭り」もう、かぼちゃに包丁をいれたときから少々興奮。このかぼちゃが食べたかったのです。
「栗饅頭」文句なく好物、あの薄皮が大好きなのです。今回その作りかたを教えていただきました。そして「みたらし団子」やっぱり日本人はもちです。団子の焦げた味、と砂糖醤油の味とあのもちもち感がたまりませんよね。さらに練りきりの形成の仕方も教わりと盛りだくさん。スイスでも手に入り、素人でもできるレシピで教えてくださったので次回ぜひ実践してみようと思っています。早速アジアンショップで上新粉と白玉粉をゲットしてきました。最後に、教室のあとの試食会もとても楽しかったです。ひさしぶりにおしゃべりしてエネルギーが沸きました。また次回の教室や他のイベントにぜひ参加させていただければと思います。(エネルギー蓄積に・・)
【Aさん】
スイスでは入手できないものだと思っていた上新粉や片栗粉に代替するものも教えて頂いてよかったです。日本でも習ったことのない和菓子作りをここスイスで体験できるとは思ってなかったので、面白かったです。和菓子作りそのものも楽しかったですし、スイスに住んでいる日本人の方々と交流できたことも嬉しかったです。
3. 領事からのお知らせ
在スイス日本大使館
詳しくはニュースレターの添付ファイル、または在スイス日本大使館のホームページをご覧ください。(ブログ担当)
【新型インフルエンザの流行状況に関する情報】
新型インフルエンザの流行状況(広域)に関する情報を配信します。スイスは、11月16日現在1,400人(前回調査(10月26日)から1人増)の感染が報告されています。別添を参考にうがい手洗い等の感染防止に努めてください。
【領事サービスの向上・改善のためのアンケートの結果】
10月15日から11月6日の間において、領事からのお知らせ及び当館窓口においてアンケート調査を実施
し、60件の回答を頂き御協力に感謝致します。アンケート結果については別添のとおりです。
当館に寄せられた意見・要望等を大使館内で検討し、逐次改善・対策を行いながら、この場を借りて皆様
にご報告させていただきます。尚、大使館に対する意見・要望については、随時受け付けていますのでお気
付きの点があった場合には、この領事班長のメール・アドレス まで宜しくお願いします。
河野 芳美 Yoshimi KAWANO
Embassy of Japan
Consul and Security officer
Engestrasse 53, 3012 Bern
Switzerland
Tel +41 (0)31 300 22 22
Fax +41 (0)31 300 22 56
yoshimi.kawano@mofa.go.jp
4. シュピールグルッペ Bambi 活動縮小のお知らせ
Spielgruppe Bambi は2007年1月に結成され、2008年からは原則毎週水曜日の午後2時から5時までGossauのSt.Andreaszentrumにて活動を続けてまいりましたが、子供たちの成長にともなう卒業やメンバーの引越、妊娠、出産、その他の事情により会場の維持が不可能となりました。2010年からは個人宅(HERISAU)にての開催になります。
私たち海外に住む母親にとって、子供たちに日本語を母国語として与えてあげられるかどうかというのは共通のテーマではないでしょうか。
生活の大半を母親と一緒に過ごし、「母国語→日本語」としてきた子供たちも地元幼稚園に入園すると急速に「母国語→ドイツ語」となってきたことを痛感する今日この頃ですが、バンビのお友達に会うと自然に日本語で話し、遊んでいます。そして小さい頃から一緒に遊んでいるので、お互いを「おともだち」と認識して、子供たちにとって重要な存在になっていることも感じられます。
子供が幼稚園に入園して地域社会に属するようになると私たち母親にとっても「はじめて」の経験がいっぱいで些細なことで戸惑うこともしばしです。子供たちにとっても、私たち母親にとっても、同じ年頃の同じような環境を持つ 友達を持つというのは想像していた以上に大切なことだったんだと感じます。そして、出来ることならこの輪を次の世代の子供たちにも繋げてあげたい。そう思っています。
いま小さいお子さんをお持ちのお母さん方、お子さんに日本語で喜びや楽しみを共有できるお友達を作ってあげませんか? 見学希望の方は事前にストラム(071-351-7790)までご連絡ください。
5. 木本大さんが晴れてトゥルガウ州文化大賞(Kulturpreis)を受賞!
10月20日(木)東スイスねっとわーく会員でロマンスホルン在住の作曲/音楽家 木元大さんが、これまでの音楽教育活動ならびに世界を股にかけ活躍中のスイングキッドの誕生と育成の功績を認められ、ロマンスホルンのホテル ボーダンの大ホールにて、トルガウ州政府高官より、今年の文化大賞を授与されました。
会場は、木元さんが住み、活動の拠点とするロマンスホルン市内ならびに近郊から、大勢の祝い客がつめかけ、一席の空席もないほどで、木元さんが、いかに地元に根付き、その飾らぬ素朴な人柄で愛され,その功績が広く認められているかを如実に示していました。
木元さんの旧友で、作曲家のチューリヒ芸術大学 アンドレ ベルモント教授は、講演のなかで、木元氏がスイスの音楽界で果たしてきた大きな役割について、惜しみない賞賛を与えていました。
第2部では、受賞会に参加した全員が、設立されて7年になるスウィングキッドの、信じられないほど高度な演奏を心行くまで愉しむことができました。
岡山市出身の木元さんは、野球少年として野球の熱中する中高校生でしたが、ある日、ルイ アームストロングのトランペット演奏を聴き。電撃に打たれたような感動を覚え、以後、トランペットに一気にのめり込み、18歳のときには独学で習得した卓抜した技能と音楽的才能でプロの仲間入りをします。ヨーロッパはドイツ、イギリスのビッグバンドに迎えられ演奏活動を続けたあと、イギリスで知り合ったゲルタさんと結婚するためにボーデン湖畔にやってきました。
どこどこ芸術大学出という肩書きやDiplomのなかった木元さんを、30年も前、度量の深かったトゥルガウ州は彼の才能に気づき、音楽の先生として採用します。その結果、木元さんの活躍によってトゥルガウ州の音楽的文化的地位はおおいに向上したわけですが、スイスに住む私たち日本人にとっても木元さんの受賞は、おおきな喜びであるばかりか、名誉でもあります。おめでとう、私たちの木元大さん!これからも、スイスのため、日本のため、お体に気をつけてご活躍ください。
OSN世話人会
6. 東スイスおすすめレストラン
Wittenbach の高級イタリア料理店のSegretは、日本人・中本シェフが作る創作伊料理で非常に高い評価を得ているのは、皆様もご存知だと思います。ただ、その芸術にまで昇華された料理に見合う値段で、二の足を踏む方も多いかと想像されます。そんな方に朗報です。Segretは、お昼にTagesteller、つまりビジネスランチを出していて、それが、一般のレストランとは値段的にほとんど変わりなく26フランで、あの中本シェフの創作料理が味わえるのです。日本の懐石料理を彷彿させる前菜に始まり、美しく盛られたサラダに、和風サラダソースを含め、各種サラダソースが選べ、主菜もお魚かお肉と選べるのです。私は、魚を選びましたが、なにかとても懐かしい味がして、その美味しさを心行くまで堪能いたしました。それもその筈、味噌が隠し味に使われていたのです。
中本さんのお言葉に甘えてキッチンをみさせていただきましたが、もう一人の日本人が菜箸を使って料理を盛りつけられていました。彼は、立川出身の荻田安志さんといって、もともとフランス料理の専門家ですが、8年前からバーゼルの日本料理店の板前でした。 OSN新年会での出会いがきっかけになって 今年の3月から中本シェフの片腕として働かれています。道理で美味しい訳です。採算を考えず、Segretの真価を知っていただくために供されているという素晴らしいお昼を会員のみなさまも味わってみませんか?永く記憶に残ることでしょう。
HPは http://www.segreto.ch/
Kさんより
7. 聖アントニウスをご存じですか?
若年認知症かしらと思える程、近年、物忘れがひどくなった。00さんのお誕生日のプレゼントにと、前もって買って置いた品を何処にしまったのか忘れてしまう。また買えば良い物なら問題はないが、1週間程前、鍵の束をなくした。車で買い物から帰って来てからだから、絶対に家の中にあるはずなのに、いくら探しても見つからない。「アントニウスにお願いするしかないな。」と夫。アントニウスとは、探し物をしてくれるという守護神。ほとんどのカトリック教会に、アントニウスの募金箱が設けられている。「鍵が見つかったら、10フランお支払いします。」と願をかけた。10分もしない内に、ソファーに腰掛けた夫が、肘掛とソファーの間に挟まっている硬い物に気がついた。私の鍵の束。
その席(?)に、私は、ほとんど座らないので、ズボンのポケットから鍵が落ちたとは考えられない。やはりアントニウスのご利益かしら。今までに、何度かアントニウスにはお世話になっている。20年以上前に結婚指輪をなくしたのが、始まり。なぜ指輪を外したかは、後になってわかったが、この時も探しに探した。10フランでアントニウスにお願いしたが、5日経っても指輪は出てこない。月曜日の夜、「このご時勢だから、相場は、20フラン位かな。」と、夫が冗談に言った。20フランでも指輪が見つかれば、高くはないと思いながら、翌日がゴミ収集日だったので、お勝手のゴミ袋を持って、家中のゴミを集め始めた。すぐにゴミが集められる様、各部屋のゴミ箱に透明の袋を入れてある。最後に風呂場のゴミ袋を取り出した際、なんとなく、袋を持ち上げて底を見た。はたして、指輪はゴミに混じって沈んでいた。 各教会によって違いはあるが、募められたお金は、施設や慈善事業に寄付される。鰯の頭も信心からと、言うが、なくし物は見つかるし、何らかの形で慈善事業に貢献している様な気持ちにさせてくれる聖アントニウスの存在を、私は信じている。
Heilige Antonius= Verbreitet ist im deutschsprachigen Raum das Gebet im Hinblick auf Antonius‘ Patronat als Helfer zum Wiederfinden verlorener Sachen.
ケール野崎 いづみ記
ニュースレター続きはこちら
ことし10月17日から18日に突如として降った大雪は、窓の外に広がる自然を瞬く間に、真冬の白い世界に変えてしまいました。秋の日に、淡い色とりどりに、それは美しく咲いていた何百本という日本コスモスが、咲き終わらぬ前に、厳しい寒気と重い雪につぶされて無惨な姿を曝していました。コスモスが大好きだったという横田めぐみさんが北朝鮮の工作員に拉致されて32年、近い将来、めぐみさんが自由な身となって、スイスに咲く日本コスモをみたら、どれほど感激されるだろうかと想像しながら、春先から一生懸命育ててきたコスモスでした。人の予測しがたい自然の力を前に、人間の無力さを実感させられた一日でした。
窓の外の冷たい景色とは対照的に,妻によって焼べられた薪によって暖められた農家の小さな居間は、私の62歳の誕生日を祝うために集まった3人の娘と、その伴侶、孫娘のめぐみ、さらに仕事の為この春から近くに住むことになった姪夫婦と幼い息子によって埋められ、狭いながらも心あたまる豊かな空間を醸しだしていました。顔の皺もシミも増え、体力精神力も衰え、病も避けられぬのに、誕生日というのは、又ひとつ歳をとることで、なんの楽しみや喜びがあろうと、若いころは考えてきました。しかし、自分の生命は、自分で勝手にできる所有物でなく、神より与えられたものであり、主なる神と人のために用いるもので、そのために肉体に賜物も健康も与えられているのだという真実に出会ったとき、誕生日の意味がまったく異なったものとなりました。
これまでは、人の誕生日はおろか、自分の誕生日にも極めて無関心でした。妻には、あれほど届く誕生祝いカードや祝いの電話は、私には片手で数えるほどしか来なかったのはごく当然でした。それが、私が”人の誕生”の意味と意義を自覚して、その日が分かっている人には努めて、可能な限りの心を込めてお祝いのことばを贈るよういなってから、私の元に届く祝いも増えてきました。今年はIさんの家族3世代が、電話での happy birthday の合唱に
続き、ひとりひとり偽りのない心で祝いのことばを贈ってくださり、おおいに感動したものでした。
「人は病気や事故では死なない、この世での任務が終わった時に死ぬのだ」、といつか、我が教会の牧師がおっしゃっていましたが、誕生日を迎えられたということは、これからの新しい年になさねばならぬ、この世でのAufgabe、つまり与えられた使命を精一杯果たしていきなさいという愛のメッセージをいただいたことになります。
長女からの誕生日カードに書かれた言葉 ”パパは、私たちにとって、いまもなお、とても若く、いつまでも若いパパです。これからも、若く元気でいてね!”は、ほんのりと心を暖めてくれたものです。「パパはBuben(男の子)のようだ」と、よく娘達に揶揄されてきたので、歳相応に振る舞わねばいかんなと思っていた矢先の言葉でしたから、このままでいいのかな、、とも思った、相も変わらず優柔不断な誕生日でした。
まもなくスイスはアドヴェント、そして、クリスマスを迎えます、誰一人、孤独なクリスマスを迎えることがありませんよう、OSN会員のみなさまと家族のご健康とお幸せ、そして心暖まる冬をお過ごしになられますようお祈りして、ご挨拶にかえさせていただきます。
東スイスねっとわーく代表
松林幸二郎
ニュースレター目次
1. OSN新年会のお知らせ
2. 和菓子講習のフィードバック
3. 領事からのお知らせ
4. シュピールグルッペ Bambi 活動縮小のお知らせ
5. 木本大さんが晴れてトゥルガウ州文化大賞(Kulturpreis)を受賞!
6. 東スイスのおすすめレストラン
7. 聖アントニウスをご存じですか?
8. サラミはなぜ赤い??
9. グリューワインの作り方
10. お正月の思い出とお節料理
11. 私の好きな言葉、心に残る言葉
12. ニュースレターを読んで
13. クリスマス礼拝へのお招き
14. 今月のドイツ語諺
15. 今月のジョーク
8~15はこちらでお読みいただけます。
1. OSN新年会のお知らせ
来年度のOSN新年会をお知らせします。恒例となった参加者持ち寄りのビュッフェ、大人や子供達が一緒になって楽しめるゲーム、会員による催し物、そして豪華な賞品が当たるトンボラなど盛りだくさんの内容となっています。今回も多くの会員の皆さんが家族そろって参加されることを、世話人一同楽しみにしております。
【日時】
2010年1月17日(日)
(受付開始 11時30分, 開始12時00分, 17時終了予定)
【会場】
Dachsaal (建物最上階)
Rorschacher Strasse 107
CH-9000 St.Gallen
Kantonspitalの側の建物です。
入り口は建物の裏側にあります。
【参加費】
大人 1人20フラン 同伴者10フラン
子供 7~15歳 5フラン、6歳未満 無料
【お持ちいただくもの】
みなさんの得意料理(おかず、デザート)をお持ちよりください。カレー、ご飯類、飲み物・スナック類はこちらでご用意いたします。原則的に手作りのものでお願いいたします。
【備考】
おもちゃを沢山用意したキッズコーナーを設けますので、小さいお子様も是非連れてきてください。
ただし、ベビーシッターはおりません。
【その他】
有志による古本市を行う予定です。いらなくなった本があれば、ぜひお持ちよりください。
古本以外にも、売りたいものがあればお持ちよりください。
尚、売上金はOSNへ寄付となります。また、売れ残ったものは持ち主がお持ち帰りいただきます。
会員の皆さんに紹介したいことや特技を披露したい方は、是非お知らせください。
【申し込み方法】
このお知らせが届いているかの確認のため、欠席の場合でも必ずOSN事務局(osn.info@gmail.com) あてに、12月20日(日)までご連絡いただけますようよろしくお願いします。参加申し込みの際、ビュッフェに持ってきていただく内容もお忘れなくお知らせください。
2. 和菓子講習のフィードバック
毎年、OSN新年会で美味しい和菓子を提供して下さるイェーガー知代さんをお招きして、和菓子講習が行われました。
東スイスでは、2回目となる講習会。3時間のなかで、お手軽おやつから本格派まで盛りだくさんの内容を伝授していただき、あっという間に時間は過ぎてゆきました。以下、参加者のフィードバックです。
【Yさん】
スイスに10年以上住んでいて気づくのは、自分の体型と嗜好の変化です。寒さに対応するためなのか、表面積が少なくなるためなのか、厚みを増した身体。いつのまにかこってりとしたチーズやクリームがないと物足りなく思うようになり、チョコレートも日本なら1個2個という単位で食べていたはずなのに、ここでは1列2列で食べています。それなのに、なぜか、ああ、やっぱり日本人、と自分で思うのは餡子を使ったお菓子を食べたときに感じるほっこりとした、やさしい気持ちです。子供の時から馴染んでいる味というモノはすごいなあとしみじみ思います。
今回の和菓子教室で習って一番作りそうなものは、「みたらし団子」でしょう。オーブンの一番上段で焦げ目をつけて、その上にたっぷりとたれのかかったお団子を見たとき、ああ、参加してよかった。。。と思いました。
串も自分でその長さに切るとか、細長くのばしたお団子粉を8等分に切って、それをそのまま串に差していくとか、あたらしい発見もありました。はじめに、火がとおったお団子の粉を布巾でぎゅぎゅっと練るのが一番の難関かもしれません。おぼつかない手つきで押していたわたしの後に先生が力強く、手慣れた雰囲気で練ったら、みるみるうちにお団子ができあがりましたものね。
かぼちゃ祭も、練りきりも、すごく手間のかかるお菓子で、自分でトライするにはハードルが高いのですが、実際に自分の手で作っていろいろと実感してみることに大きな意義があったと思います。お教室に参加された他の会員のみなさんと最後にお茶を飲みながら、いろいろたのしいお話の時間がありました。先生が試食用にと持ってこられたコーヒー羊羹とか、また他のさまざまな和菓子を食べて、また来年もぜひとも参加したいと思ったことでした。先生のお友達というお茶の先生のかたから日本の茶道についてのお話も伺えて、よかったです。若い会員の方々ともお知合いになれてOSNのひろがりを感じました。会を企画してくださったOSN役員の方々、講師の先生、ありがとうございました。
【Sさん】
あ~~楽しかったぁ!!が 終わった最初の一言でした。もちろん先生のよう
には上手に成形できなかったけど、
(特に 桜!!)やっぱりあれは経験の賜物なのでしょうねぇ。私的には、もうみたらし団子で大満足。帰った次の日に子供たちに作ってあげたけど大喜び♪ ママ冥利に尽きます。ニコニコ食べてくれる顔を見てうれしくなっちゃいました!!
【Rさん】
講師の知代さま、皆様、先日は素敵な時間を過ごさせていただきました。実は和菓子作りは人生初といってもいいほどでしたがそれがスイスでなんて、楽しいですね。教えていただいた数種類の和菓子、題名を見ただけでよだれが垂れてきそうでした。「かぼちゃ祭り」もう、かぼちゃに包丁をいれたときから少々興奮。このかぼちゃが食べたかったのです。
「栗饅頭」文句なく好物、あの薄皮が大好きなのです。今回その作りかたを教えていただきました。そして「みたらし団子」やっぱり日本人はもちです。団子の焦げた味、と砂糖醤油の味とあのもちもち感がたまりませんよね。さらに練りきりの形成の仕方も教わりと盛りだくさん。スイスでも手に入り、素人でもできるレシピで教えてくださったので次回ぜひ実践してみようと思っています。早速アジアンショップで上新粉と白玉粉をゲットしてきました。最後に、教室のあとの試食会もとても楽しかったです。ひさしぶりにおしゃべりしてエネルギーが沸きました。また次回の教室や他のイベントにぜひ参加させていただければと思います。(エネルギー蓄積に・・)
【Aさん】
スイスでは入手できないものだと思っていた上新粉や片栗粉に代替するものも教えて頂いてよかったです。日本でも習ったことのない和菓子作りをここスイスで体験できるとは思ってなかったので、面白かったです。和菓子作りそのものも楽しかったですし、スイスに住んでいる日本人の方々と交流できたことも嬉しかったです。
3. 領事からのお知らせ
在スイス日本大使館
詳しくはニュースレターの添付ファイル、または在スイス日本大使館のホームページをご覧ください。(ブログ担当)
【新型インフルエンザの流行状況に関する情報】
新型インフルエンザの流行状況(広域)に関する情報を配信します。スイスは、11月16日現在1,400人(前回調査(10月26日)から1人増)の感染が報告されています。別添を参考にうがい手洗い等の感染防止に努めてください。
【領事サービスの向上・改善のためのアンケートの結果】
10月15日から11月6日の間において、領事からのお知らせ及び当館窓口においてアンケート調査を実施
し、60件の回答を頂き御協力に感謝致します。アンケート結果については別添のとおりです。
当館に寄せられた意見・要望等を大使館内で検討し、逐次改善・対策を行いながら、この場を借りて皆様
にご報告させていただきます。尚、大使館に対する意見・要望については、随時受け付けていますのでお気
付きの点があった場合には、この領事班長のメール・アドレス まで宜しくお願いします。
河野 芳美 Yoshimi KAWANO
Embassy of Japan
Consul and Security officer
Engestrasse 53, 3012 Bern
Switzerland
Tel +41 (0)31 300 22 22
Fax +41 (0)31 300 22 56
yoshimi.kawano@mofa.go.jp
4. シュピールグルッペ Bambi 活動縮小のお知らせ
Spielgruppe Bambi は2007年1月に結成され、2008年からは原則毎週水曜日の午後2時から5時までGossauのSt.Andreaszentrumにて活動を続けてまいりましたが、子供たちの成長にともなう卒業やメンバーの引越、妊娠、出産、その他の事情により会場の維持が不可能となりました。2010年からは個人宅(HERISAU)にての開催になります。
私たち海外に住む母親にとって、子供たちに日本語を母国語として与えてあげられるかどうかというのは共通のテーマではないでしょうか。
生活の大半を母親と一緒に過ごし、「母国語→日本語」としてきた子供たちも地元幼稚園に入園すると急速に「母国語→ドイツ語」となってきたことを痛感する今日この頃ですが、バンビのお友達に会うと自然に日本語で話し、遊んでいます。そして小さい頃から一緒に遊んでいるので、お互いを「おともだち」と認識して、子供たちにとって重要な存在になっていることも感じられます。
子供が幼稚園に入園して地域社会に属するようになると私たち母親にとっても「はじめて」の経験がいっぱいで些細なことで戸惑うこともしばしです。子供たちにとっても、私たち母親にとっても、同じ年頃の同じような環境を持つ 友達を持つというのは想像していた以上に大切なことだったんだと感じます。そして、出来ることならこの輪を次の世代の子供たちにも繋げてあげたい。そう思っています。
いま小さいお子さんをお持ちのお母さん方、お子さんに日本語で喜びや楽しみを共有できるお友達を作ってあげませんか? 見学希望の方は事前にストラム(071-351-7790)までご連絡ください。
5. 木本大さんが晴れてトゥルガウ州文化大賞(Kulturpreis)を受賞!
10月20日(木)東スイスねっとわーく会員でロマンスホルン在住の作曲/音楽家 木元大さんが、これまでの音楽教育活動ならびに世界を股にかけ活躍中のスイングキッドの誕生と育成の功績を認められ、ロマンスホルンのホテル ボーダンの大ホールにて、トルガウ州政府高官より、今年の文化大賞を授与されました。
会場は、木元さんが住み、活動の拠点とするロマンスホルン市内ならびに近郊から、大勢の祝い客がつめかけ、一席の空席もないほどで、木元さんが、いかに地元に根付き、その飾らぬ素朴な人柄で愛され,その功績が広く認められているかを如実に示していました。
木元さんの旧友で、作曲家のチューリヒ芸術大学 アンドレ ベルモント教授は、講演のなかで、木元氏がスイスの音楽界で果たしてきた大きな役割について、惜しみない賞賛を与えていました。
第2部では、受賞会に参加した全員が、設立されて7年になるスウィングキッドの、信じられないほど高度な演奏を心行くまで愉しむことができました。
岡山市出身の木元さんは、野球少年として野球の熱中する中高校生でしたが、ある日、ルイ アームストロングのトランペット演奏を聴き。電撃に打たれたような感動を覚え、以後、トランペットに一気にのめり込み、18歳のときには独学で習得した卓抜した技能と音楽的才能でプロの仲間入りをします。ヨーロッパはドイツ、イギリスのビッグバンドに迎えられ演奏活動を続けたあと、イギリスで知り合ったゲルタさんと結婚するためにボーデン湖畔にやってきました。
どこどこ芸術大学出という肩書きやDiplomのなかった木元さんを、30年も前、度量の深かったトゥルガウ州は彼の才能に気づき、音楽の先生として採用します。その結果、木元さんの活躍によってトゥルガウ州の音楽的文化的地位はおおいに向上したわけですが、スイスに住む私たち日本人にとっても木元さんの受賞は、おおきな喜びであるばかりか、名誉でもあります。おめでとう、私たちの木元大さん!これからも、スイスのため、日本のため、お体に気をつけてご活躍ください。
OSN世話人会
6. 東スイスおすすめレストラン
Wittenbach の高級イタリア料理店のSegretは、日本人・中本シェフが作る創作伊料理で非常に高い評価を得ているのは、皆様もご存知だと思います。ただ、その芸術にまで昇華された料理に見合う値段で、二の足を踏む方も多いかと想像されます。そんな方に朗報です。Segretは、お昼にTagesteller、つまりビジネスランチを出していて、それが、一般のレストランとは値段的にほとんど変わりなく26フランで、あの中本シェフの創作料理が味わえるのです。日本の懐石料理を彷彿させる前菜に始まり、美しく盛られたサラダに、和風サラダソースを含め、各種サラダソースが選べ、主菜もお魚かお肉と選べるのです。私は、魚を選びましたが、なにかとても懐かしい味がして、その美味しさを心行くまで堪能いたしました。それもその筈、味噌が隠し味に使われていたのです。
中本さんのお言葉に甘えてキッチンをみさせていただきましたが、もう一人の日本人が菜箸を使って料理を盛りつけられていました。彼は、立川出身の荻田安志さんといって、もともとフランス料理の専門家ですが、8年前からバーゼルの日本料理店の板前でした。 OSN新年会での出会いがきっかけになって 今年の3月から中本シェフの片腕として働かれています。道理で美味しい訳です。採算を考えず、Segretの真価を知っていただくために供されているという素晴らしいお昼を会員のみなさまも味わってみませんか?永く記憶に残ることでしょう。
HPは http://www.segreto.ch/
Kさんより
7. 聖アントニウスをご存じですか?
若年認知症かしらと思える程、近年、物忘れがひどくなった。00さんのお誕生日のプレゼントにと、前もって買って置いた品を何処にしまったのか忘れてしまう。また買えば良い物なら問題はないが、1週間程前、鍵の束をなくした。車で買い物から帰って来てからだから、絶対に家の中にあるはずなのに、いくら探しても見つからない。「アントニウスにお願いするしかないな。」と夫。アントニウスとは、探し物をしてくれるという守護神。ほとんどのカトリック教会に、アントニウスの募金箱が設けられている。「鍵が見つかったら、10フランお支払いします。」と願をかけた。10分もしない内に、ソファーに腰掛けた夫が、肘掛とソファーの間に挟まっている硬い物に気がついた。私の鍵の束。
その席(?)に、私は、ほとんど座らないので、ズボンのポケットから鍵が落ちたとは考えられない。やはりアントニウスのご利益かしら。今までに、何度かアントニウスにはお世話になっている。20年以上前に結婚指輪をなくしたのが、始まり。なぜ指輪を外したかは、後になってわかったが、この時も探しに探した。10フランでアントニウスにお願いしたが、5日経っても指輪は出てこない。月曜日の夜、「このご時勢だから、相場は、20フラン位かな。」と、夫が冗談に言った。20フランでも指輪が見つかれば、高くはないと思いながら、翌日がゴミ収集日だったので、お勝手のゴミ袋を持って、家中のゴミを集め始めた。すぐにゴミが集められる様、各部屋のゴミ箱に透明の袋を入れてある。最後に風呂場のゴミ袋を取り出した際、なんとなく、袋を持ち上げて底を見た。はたして、指輪はゴミに混じって沈んでいた。 各教会によって違いはあるが、募められたお金は、施設や慈善事業に寄付される。鰯の頭も信心からと、言うが、なくし物は見つかるし、何らかの形で慈善事業に貢献している様な気持ちにさせてくれる聖アントニウスの存在を、私は信じている。
Heilige Antonius= Verbreitet ist im deutschsprachigen Raum das Gebet im Hinblick auf Antonius‘ Patronat als Helfer zum Wiederfinden verlorener Sachen.
ケール野崎 いづみ記
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by os-net
| 2009-11-27 04:15
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